2012年度 卒業論文

チベット薬剤オンラインデータベースの作成について

大谷大学 人文情報学科 川邊卓也


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概要

  私の卒業論文のテーマは「チベット薬剤オンラインデータベースの作成について」です。福田ゼミのテーマである「人の役に立つものをつくる」に基づき、福田先生の提案で今回のデータベースの作成をうけることにしました。  このデータベースは、チベットの医学の古書『四部医典』中の第二部「解釈 タントラ」の19 章〜21 章にあるチベット医学で用いられる薬材の名前 と効能が列記されたところの訳注をチベット医学研究会が作成した。  しかし、伝統医学の研究の問題で、『四部医典』において記されている薬材名などは、研究者の調査の違いにより異なった説がだれさた。そのため現在のチベット医学の医典には同じ薬材名でも違いがあり、1つの薬草に15の学名がついたり科が違っている。  そこで、『四部医典』に記されている薬材名1つ1つに11の現在チベットの医学書の文献を合わせることにより、違いを整理し一覧できるようにすることで、研究会の成果を必要としている、チベット研究者、薬学研究者に役立てることができる。また、私自身は内容ではなく、編集や削除などの機能を追加することで研究成果を公開しようとしている、チベット研究会にも役立てることができる。 今回私は、ページをユーザー用と管理者用にファイルを差別化し、検索機能や編集機能、ページ分割などのファイルを作成し追加した。