2011年度 卒業論文

人文情報学科のためのJava 入門教材の作成について

0848089 藤尾早紀


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概要

 私は今回、人文情報学科の学生に向けて、Javaのオンライン入門教材を作成した。Javaはデスクトップで動くアプリケーションから、Web上で動くサーバサイドプログラム、デジタル家電や携帯電話のアプリなどさまざまな分野で活用されている。そのため、分野ごとに分けられることもあるが、基本の文法は同じため、1つの分野で学んだことが無駄にならない。人文情報学科の学生ならこれを学んでおいて損は無いだろうと考え、本教材を作成することにした。

 本教材は人文情報学科の学生の中でも、福田ゼミの必修授業である「プログラミング演習」を受講し、PythonやPHPなどでプログラミングの基礎を学んだ人が、次のステップとしてJavaを学ぶ事を想定して作成している。本教材を利用することで、Javaの基礎からGUIアプリケーションの作成までを学習することができる。実際の授業を受けるように、第1章から順に進めていけば、自然と基礎が身についていくという形になっている。内容は基礎編とGUIアプリケーション編に区切ることが出来るため、それぞれの終わりには練習問題を用意した。教材を順に進めていけばこれらの問題を解くことが出来るように、各章を構成している。練習問題は、プログラミング演習の授業で作るBMI計算機や数当てゲームなどを、Javaで再現するといった内容である。

 Javaはプラットフォームを選ばずに使うことが可能なため、開発環境さえ整えば家庭でも気軽に学習することが出来る。プログラミング演習でJavaを扱う事は今のところ無いが、休暇期間中の復習や課題として本教材を利用して欲しいと考えている。本教材を通じてJavaに興味を持ち、Javaプログラムを本格的に学びたいと思って貰えたら幸いである。