2007年度 卒業論文

ゼミ用Wikiの有効性について

大谷大学 人文情報学科 0448065


[卒業論文(PDF)] [資料編(PDF)]

概要

 私の卒業論文のテーマは「ゼミ用Wikiの有効性について」です。既存の福田ゼミのWikiサイトの整理と有効活用を念頭に置きながら取り組みました。

 卒業論文では主に、実際にPukiWikiを利用してゼミ用のサイトを制作したことについて書きました。PukiWikiに着目した理由は、既存のサイトがPukiWikiによって作られているということと、多くの情報を一カ所に集約するには通常のページよりWikiの方が適していると考えたためです。

 結論としては、管理者のみがサイトを運営するというブログやHTMLで作られたサイトと比べ、

・何人かのユーザーでサイトを作り上げていくので、ページの維持管理の手間に関して管理者にとっても利用者にとっても手間を省くことが出来る点
・授業でもメモ帳代わりに気軽に使用できる点
・ページの編集が可能なためデータベースを制作しやすい点
・情報のライブラリ性
・比較的早く簡単にページを作ることができ、連絡やゼミの動きがすぐに分かるという点
・情報の保存性が高く古い情報ページの再利用ができ、総括性が高まる点

以上のことからWikiはゼミなどの中規模なコミュニティで情報共有する最適なツールだといえました。ただ、Wikiだけではデータファイルのアップやセキュリティの問題など、全てを補うことは難しいので、共有フォルダや大学の公式サイトなどと弱点を補完する位置づけがいいと考えました。題目ではゼミ用Wikiと限定しましたが、Wikiは高い柔軟性と応用性があるため、ゼミサイトでも十分有効活用でき、またこれからもゼミサイトをはじめ他のコミュニティとしての用途でも多く利用され普及するのだと予測できました。