文書の一部に下線を引くには、¥Underlineという命令の引き数として、下線を引きたい文字列を指定する。
入力例:
このように¥Underline{下線}を引きます。
出力例:
文字列を罫で囲んで出力したい場合には、¥fboxという命令の引き数にその文字列を指定する。
入力例:
文章中で強調したいところには¥fbox{枠で囲む}とよい。
¥fbox{¥large 大きな文字}を入れてもよいし、
¥fbox{¥tiny 小さな文字}を入れてもよい。
つまり自由。枠のサイズは自動的に計算されます。
出力例:
¥fboxsepというパラメータに空白の長さを指定する。
パラメータに長さを指定するには、¥setlengthという命令を使用する。
¥setlength{¥fboxsep}{○mm}
上記のように指定することで文字列の前後左右と囲み罫との間に、○ミリメートルや○センチメートルの空白が空けることができる。
入力例:
文字と囲み罫の間に{¥setlength{¥fboxsep}{1cm}¥fbox{空白}}を空けます。
{¥setlength{¥fboxsep}{0cm}¥fbox{隙間をまったくなくす}}こともできます。
出力例:
たとえば、テストの問題用紙などで、
ア |
---|
¥framebox[横幅][文字配置]{文字列}
・「横幅」には、TeXで利用可能な長さの単位を使用して、たとえば、”1cm”などと指定。
・「文字配置」には、囲み罫に対する文字配置を、左寄せ(l)、中央(c)、右寄せ(r)のなかから指定。
入力例:
1.囲み罫の¥framebox{幅を指定する} ¥¥
2.囲み罫の¥framebox[3cm][l]{幅を指定する} ¥¥
3.囲み罫の¥framebox[3cm][c]{幅を指定する} ¥¥
4.囲み罫の¥framebox[3cm][r]{幅を指定する} ¥¥
出力例:
囲み罫の太さは、クラスファイルに定義されている(標準で用意さているクラスファイルの場合は0.4ポイント)。
これを、たとえば1ミリメートルにしたい場合、その太さを¥fboxruleというパラメータに指定する。
入力例:
¥setlength{¥fboxrule}{1pt}
これで罫線の太さは¥fbox{太く}なりました。
出力例:
囲み罫の太さを一時的に変更したい場合には、¥setlength命令と囲み罫の出力命令を{と}で囲んでください。